第1階層目次タイトル
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はじめに
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「社会反映論」と「社会構築論」
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ことばが社会を変化させるメカニズム
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「言語変化」から「社会言語学的変化」へ
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ことばの価値や使い方の変化に注目する
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ことばが変わることにはどの社会でも強い抵抗がある
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本書の構成
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第一部 ことばが社会を変える-「セクハラ」「イケメン」「クイア理論」
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第一章 「セクハラ」は社会の何を変えた?
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「この新しいことばが事態を激変させる」という確信
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「セクハラ」の意味をめぐる闘争
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セクハラを防止する義務と法改正
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新しいことばは新しい考え方を提案する
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大人の女性社員を「女の子」と呼ぶこと
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男性も「見られる客体」になった
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「伝統」や「習慣」をカラッと転換させるカタカナ語
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被害者ではなく加害者に視点を移動させることば
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第二章 戦略としての「あえて」と「ラベル」
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「男になる、男にする」と「女になる、女にする」
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否定的なことばとしての「女」「男」
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「おかま」をめぐる逡巡
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ラベルを増やして二分法の境界を揺らす
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セクシュアリティは社会的につくられる
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曖昧な生物学的性別
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「異性愛」ということばが遅れて登場した理由
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セクシュアリティは語られることでつくられる
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異性愛を「自然で自明のもの」とする規範
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二項対立をゆるがす「クイア理論」「交差性」
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メディアはいかに人を<他者>として描くか
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規範にもグラデーションがあることがわかると二項対立の意味もなくなる
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ゲイカップルにおいても規範は生まれる
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たくさんのラベルが必要だとわかった
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第二部 変わっていく意味-拡大・規制・漂白
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第三章 流行語「女子」がもたらしたもの
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ことばの意味が変化していく過程
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「婦人」→「女性」→「女子」
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「女子会」「リケジョ」の登場
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「女子」の経済効果
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自分の人生の主役でありたいというメッセージ
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循環することば、結びつく領域
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女性たちによる保守運動
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伝統的な「女らしさ」と過激な行動の矛盾
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「女子」によるラッピング戦略
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第四章 “girl power”はなぜズレていったのか
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「女子力」とはどんな力なのか
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新自由主義社会の女子力
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かっこいい生き方としてのgirl power
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脱毛広告の「GIRLS POWER」
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「キレイになるとつよくなれる」?
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言語を超えてずれる意味
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いまある考え方を変えない意味を与える
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既存の価値観がすべてではない
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第五章 誰が意味をはがされるのか
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怒り狂うガービー先生
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「間違った名前を使う」という権力
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名前を聞き直されたら?
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訂正をしなければいけなくなるのは誰?
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イングリッシュネームの功罪
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下の名前で呼び合う男子学生
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習近平は「しゅう きんぺい」か「シー・チンピン」か
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なんでも略す日本人と「意味の漂白」
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視聴者はメディアの言葉を自在に使いこなす
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否定的意味をはぎとる
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第三部 ことばを変えられないのはなぜか-言語イデオロギー
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第六章 「ルール」を優先してしまう私たち
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パートナーの呼び名問題
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社会の権力構造と言語イデオロギー
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呼び名がつくる関係
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しっくりこない「ご主人」「嫁」
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他人のパートナーをどう呼ぶか
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松山ケンイチの「嫁」
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「大谷翔平の妻」を日本のメディアは何と呼んだか?
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「他人のパートナーは丁寧に呼ぶ」というルール
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戦後までは「夫」が使われていた
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「主人」の<高級感>
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第七章 「パートナーの呼び名問題」解決編
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呼び名の代案とその問題
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「パートナー」は結婚していない人なのか
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こんがらがるMs.Mr.Mrs.
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対等なパートナーの呼び名は七〇年前から提案されてきた
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「正しい日本語」を話したい
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正しい話し方のルールに従う重要性
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アメリカの大学では先生をどう呼ぶか
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「自分で考える」より「正しいもの」を選びたい?
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誰かに決めてほしい
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法律で決めればすぐに変わる
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普及のために(1) 組織で取り決めてしまう
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普及のために(2) <高級感>を逆手に取る
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はじめは慣れないけれど聞くうちになじむ
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複数の呼び名の使い分けが楽しめる社会
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おわりに
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注
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