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レイチェル・カーソンのことば
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「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。
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おどろき感動する心と謙虚さは有益であり、破壊を求める欲望とは共存しません。
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科学とは生命そのものについての学問です。現実の生活の一部分なのです。
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鳥の渡り、潮の満ち干、春を待つ固いつぼみの中には、それ自体の美しさと同時に、象徴的な美と神秘がかくされています。
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わたしたちの多くは、まわりの世界のほとんどを視覚を通して認識しています。しかし、目にはしていながら、ほんとうには見ていないことも多いのです。
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海をほんとうに知っている人など、いるだろうか?
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地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。
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地球の基本的な資源を守ることが必要だ。これらの資源は動物だけでなく人間にとっても生きるために必要なものだ。
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大地や海が経てきた長い時の流れを思い、「100万年」や「10億年」の単位でものを考えるとき、そして、それにひきかえ人間は地上に生まれてまだまもないのだと自覚するとき、わたしたちは自分がとらわれている不安や苦難のいくつかが、まったくささいなものであるとさとります。
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海辺は、寄せては返す波のようにたちもどるわたしたちを魅了する。そこは、わたしたちの遠い祖先の誕生した場所なのである。
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小さな小さな生きものたちを虫めがねで拡大すると、思いがけない美しさや複雑なつくりを発見できます。それを見ていると、いつしかわたしたちは、人間サイズの尺度の枠から解き放たれていくのです。
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もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力を持っているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」をさずけてほしいとたのむでしょう。
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もしこれが、今までに一度も見たことがなかったものだとしたら?もし、これを二度とふたたび見ることができないとしたら?
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自然は、沈黙した。うす気味悪い。鳥たちは、どこへ行ってしまったのか。(中略)春が来たが、沈黙の春だった。
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放射性物質はいったん海洋へ投棄されてしまえば、回収することは不可能なのだから、とりあえず投棄して調査は後回しという姿勢は惨事をまねくだろう。
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わたしたちは、いまや分れ道にいる。(中略)どちらの道をとるか、決めなければならないのはわたしたちなのだ。
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測ることのできない一生を終えることも、自然であり、けっして不幸なことではありません。
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レイチェル・カーソンの人生
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1907年(生年)…エピソード(1) 自然豊かな農園地帯で育つ。母から生きものとのかかわりを学ぶ
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エピソード(2) 読書に熱中。雑誌に投稿した作品が銀賞を得る
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エピソード(3) 大学2年、スキンカー教授と出会う。専攻を英文学から生物学に転向
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エピソード(4) 海洋生物学研究所研修に参加。はじめて海を見る。大学院入学
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エピソード(5) ナマズの論文で修士号取得。非常勤講師をしながら研究をつづける
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エピソード(6) 父の死去。生活費を稼ぐためラジオ番組の台本を執筆
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エピソード(7) 公務員試験に合格。漁業局に正式採用。「海のなか」が一流文芸誌に掲載
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エピソード(8) 国立野生生物保護区を紹介する小冊子を担当。編集長に
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エピソード(9) はじめて海にもぐる。『われらをめぐる海』がベストセラーに
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エピソード(10) 全米図書賞を受賞。執筆活動に専念。『海辺』がベストセラーに
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エピソード(11) 女性雑誌にエッセイを発表。姪の息子のロジャーを養子にする
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エピソード(12) DDT被害を訴える手紙を受け取る。『沈黙の春』執筆。母マリアの死
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1964年(没年)…エピソード(13) 病気を押して『沈黙の春』出版。環境問題に警鐘を鳴らす
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レイチェル・カーソンの年表
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資料編
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クイズでわかる! レイチェル・カーソン
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クイズでわかる! レイチェル・カーンン 答えと解説
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ここがすごい! レイチェル・カーソン
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『沈黙の春』のメッセージ
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レイチェル・カーソンとかかわった人々
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レイチェル・カーソンが生きた時代
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レイチェル・カーソンを旅しよう
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もっと知りたい! レイチェル・カーソン
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参考文献
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